みんなが寝静まった午後11時

こんにちは
ふくろうです

昨晩の話で長文です

みんなが寝静まった午後11時
だいぶ興奮気味に食堂の机と椅子を
片っ端からひっくり返す認知症のHさん94歳

「危ないから止めよっ」というスタッフの声も全然届かない
頭にタオルを巻いて大きな声を出しながら机を椅子を倒して回る

いくら止めてもやっぱり止まらない
どうしよう・・・困るスタッフ

で、ちょっとスタッフと視点を変えて
「何でだろう?何を考えてるんだろう?」
そんな視点でHさんを見てみる

スタッフが気づく
「仕事してるんじゃないかな、今」

「あ!!」

Hさんはずっと土木の仕事で家族を守ってきた男
今の行為がどんな仕事なのかは僕にはわからない
でもきっと一生懸命、今も仕事して家族を守っているんだ

そんな視点でHさんを見てたら、今まで困ってたHさんの行動が
急にかっこよくて、働く男の背中に見えた

最後の机は一緒に倒した

「ご苦労様!!いい仕事してくれてありがとう!!」
スタッフが声をかける
Hさんはフラフラと布団に帰って行き
頭に巻いたタオルをとってぐっすりと寝始めた

認知症という病気のなかなか理解しづらい行動
でも意味があって、理由がある
机上ではわかっていても、なかなか理解してあげれないこと
スタッフの気づきとHさんの満足そうな寝顔に教えてもらいました

この嬉しかった話を今日、娘さんに報告

「父はいつも頭にタオルを巻いて誰よりも働いてました
今でも一生懸命、私たちのために働いてくれてるんですね」

泣きながら笑ってくれました

ふくろうには今の一生懸命を見つけてくれるスタッフがいます
今日もふくろうは元気です!!